Truant

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ウィトキン

「生と死がどんなものか、誰も説明してくれなかった。先生も、本も、ラジオも、テレビも、ぼくに教えてくれなかった。それを創った神さまなら知っているにちがいない。ぼくはその人に訊こうと思った。

十七歳の時、写真に興味を持ってローライコードを買った。すでにその頃、父と母は宗教上のちがいから離婚していた」

 

「二十代の終わり頃まで、ぼくはずっと信じていた。神さまの姿を見るまで、ぼくは実体もなければ生きる目的もわからないんだ、と。でも、もう待てない。神さまを見られるまで辛抱できなくなった。ぼくは自分で神様のイメージを創ることにした。自分が本当に生きているのかどうか知るために、見えないものを見えるようにしてやろう。そして写真が神様を地上に引きずりおろす手段になった。」