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ニッポンヴィジョンズ審査員特別賞受賞作品 日本零年三部作第二部、『DUAL CITY』の情報は→ http://ek-stase.under.jp

日本零年三部作、第一作『イリュミナシオン』予告編

gravity

 

旅はとても楽しかった。韓国経由で時間があったので外に出た。車窓の風景に、とてつもなく魅了された。どちらかというと、ドライな風景になるんだろうけど、とても美しかった。韓国が好きになるとは思わなかったな。映画が苦手だから。でも、風景を見て、なにかわかった。見せようとしてる顔と素顔みたいなもので、二つは関連していて、パズルが合った。あと中年女性が気になった。いつかここを改めて撮りたい、と思ったけど、今日新幹線から見た、京都の田舎も強烈だったから国内が先か..。

帰って来たらvesselがコレなんだもんなぁ。kin to coalという言葉と震えがホント好き。

http://pitchfork.com/advance/534-honey/

 

数日間、機内での睡眠で、今日も二時間しか寝てないせいか、最近になく、すごい憂鬱な気分になっている。

映画監督に大勢囲まれると、自分が映画を作る意味が見いだせなくなってくる

そもそも自分が作りたいものが、映画なのかどうかさえ、わからなくなる

言うまでもなく映画は興行であり、でも帰りにレオカラの本を読んでいて、個人的な映画こそが自分にとっては一番大事だし、それしかやるべきでない、それは常に戻るべき場所で、自分が映画を撮る意味で、それがなくなったら終わりだし、全部やめるべきだと思った。

機内では、zero gravityを二回観た。女性宇宙飛行士?が、宇宙で事故に遭い、一人になったあと、地球に帰還しようとする。途中で、死んだ同僚が急に現れる。「嘘のような話さ・・。燃料が残ってたんだ・・・」。人が蘇る瞬間が美しいのは、rest in peaceというフィールドにつながるからだろう。とても官能的な映像だった。生まれたてのような柔らかい光。宇宙の法則が観た事もない有様で人が作ったものを木っ端みじんにし、人は常に浮き上がり、場合によってはすごい規模でブンブン振り回される。この圧倒的な無関心は真実だと思った。その中の人間代表、サンドラ・ブロック、って、書くのもなぜか恥ずかしいけど、いい女優なんだなと思った。結論はとてもハリウッド的でありふれているけれど、あんなに、獣のように吠えたり、地球に戻った後、土をわしづかみして喜ぶ単純な映画も無かったんじゃないか。話す言葉はすべてどうでもよく、描かれていることは、創世記のようだ。これから何が始まるのかわからない。宙ぶらりんの時間。小さいスケールと大きいスケールの共存

 

個人的・・・。旅に行く前、カトリーヌ・ドヌーブにハマって、5,6本連続で観ていた。結果は魅力にハマるばかりだった。ヴァンドーム広場の、ダイアモンドをめぐって奔走する精神不安定な女、昔の唯一の男に会うのに落ち着かなくなる様子、皺。笑い方。夜の子供たちの、19歳の教え子の女の子と恋をしている哲学教師マリーは自分の好きな人物の中でも上位に入る、あんなエレガントな人物をフランス人以外の誰がやれるだろう。モーツァルト魔笛。絶望の深い淵の中に、愛が差し込んでくる。彼女が出ている映画はとてもフランス的で、愛の定義が好きだ。愛がすべてだから好きだ。数日前、機内で、ハリウッドのゴジラにジュリエットが出ていたのがショックだった。今日、ジュリエットとレオスが橋の上で近づいて抱き合うが、川の中に落ちてしまう夢について新幹線で読んで、涙が出て来そうだった。結局私だって、愛の映画ばかりが好きだ。滅びかけた人類、その愛の本質とは?会場には太田の『更地』のポスターがあった。私は、言葉でならば、愛が地球を救う的なことも、やすやすと書ける。それは、デニスのguideが嘘であるように、言葉が絶対的に嘘だからだ。でもguideの場合それは絶望的なまでに美しい嘘だ。現実では死んだ最愛の人が、クラブの点滅の中で、自分のことを考えている、自分には別のハンサムな男が近づいてくる、二人はお似合いだ。という結末を書くこと。言葉ではそれができる。映画ではそれは祈りにはならないから不思議だ。guideではそれがripになっているのが。(きっとそれは、書くということが、とても孤独な行為だからだ、)今日、ベルイマンの『恥』について、久しぶりに色々感じ、自分が語りかける相手、語りかけるということそれ自体の動機について考えなくてはいけないと思った。でも私は、どうも理屈っぽくていけないよな。どんどん捨てるべきだ。宇宙船のように。小さいものは燃え尽きる。大きいものは誰かの軌道に乗る。旅は楽しかった。本当に。別に誰のためでもなく、何かがしたいな。

 

 

ハワイではこれが流れていたよ。

あの島はちょっと危険な場所もあるディズニーランドみたいで、虫もほとんどいなくって、色々覆われて消毒されている感じもするが、それも含めて面白かった。あの島で生きている人全員に人生の話を聞きたい衝動に駆られた..。韓国は、未完成性みたいなものが、自分にはグッと来た。台湾はもっと濡れてるイメージがあるし、意外な風景の発見だった。