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The diary of Yokna Hasegawa

1.「ある夏に聞いた話」、記憶技術に優れたプエルトリコ人の不思議な日記

 

 

私は昨日、生きてると思った。フレッシュネスで、ベジタリアン用のハンバーガー食べながら。今、生きていて、去年も一昨年も、ずっと生きていたんだ、でもそれらはもうどうでもいいことで、これからもそれが続いて行く何も見えない。なぜ見えないのだろう?空間に邪魔をされているから?(2012年)

 

早上好。親愛的。編集する

2012060815:34

 

 

おはよう。ハニー。

コンクリートの部屋で、あなたは絵を描いている、毛沢東の出身地、中国のベニスと言われている水の都。それを言ったら、格差があって、一方にはスラムがあって、その中で、毎朝早くから始まる近くの工場のノイズで、ゾンビのように起きてるんだって。お母さんは美人だけど愚か者で、何も理解せず小言しか言わなくて、彼女の気持ちを落とすのがすごく得意で、怒り始めないと何の話も聞いてくれない。カビの匂いの中で、眠って、眠って、眠る。TIRED. あなたにはとっても才能があって、いかれてる所もあるので、私はあなたにとても興味がある。あなたは自分のヌードも撮り、かなり過激なポーズもしてネットに上げてる。でもあなたはとっても頭が良くて、英語もフランス語もドイツ語も出来る。エロスは現実界にあるには良過ぎるものじゃないか?確かにね。あなたはお父さんに監禁されていたのだという。まるでラプンツェルみたいだ。だけど微妙にズレてる。

 

では今度はカメラをぐるりと回してみよう。私。私の顔が映る。書きたくもないことでいっぱいだ、手を噛む!

細胞の気持ちまではわからない。スイスイ泳ぐ。色んなことが起こっている。表層意識を捨てる。誰かと一体化しようとする。嬉しいのに目を逸らす。痛さを感じないのに死んでしまう、わかるとわからないが溶け合っている。

 

 

 

私はあなたに撮ってほしくて来たんです、それだけです、私にとってはあなたもあなたも、どうでもいいんです、傷付いてるとかどうでもいいんです、私は大丈夫です、ただ撮って下さい。

 

じゃあなんで傷付いてるなんかさっき言ったの?物みたいに見てるじゃん

 

 

物みたいに見てる。

物みたい。

 

ヨガの達人いわく、感情を排せば、未来も見えるのだと言う。このごちゃごちゃした不透明なもの。の中で目を細める、HTRKは愛ではなく欲望を常にテーマにして来たのだという、また何かが始まった。集まり始めて来てしまった。終わらせられるわけない、何かを思い出し、プラスチックに焼き付けようとする。何も撮れていないのだと言う。階段を上がる。砂漠につながる。歩いていて、誰もいないのだと思った時、左下で、砂に埋もれている女の子がいて、目を凝らすとピントが合った。それはたぶんティアンジャではなくじゅりちゃんだった。

 

例えば、太陽ー月の葛藤が無い人たちは、簡単に、「自分に正直になればいい」とか、

「本能のままに生きればいいんだ」とか言う。

 

だけど、世の中には色んな面を持っていて、その全てが一歩進むにしても闘い合っている人もいるということだ。

自分が本当に望んでいることを叶わない方がいいと思ったり、

自分が本当に望んでいる事それ自体がわからない、文字通り、葛藤の中で、「あちこち引っ張られる」だけで簡単には全然わからない人もいる

 

自分の中のリーダーをまず決めなくては行けない。私はそれを、問題児である海王星にした。

理由はわかってる

 

今年か来年には上海に行くつもりだ。筋金入りの愛の世紀。

筋金入りの愛の世紀。

コメント

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ヨクナ・パトーファ20120608日 15:44

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私は何も考えずに愛す。

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ヨクナ・パトーファ20120608日 15:47

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あなたの言う愛してるという言葉は簡単すぎる。

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ヨクナ・パトーファ20120608日 15:47

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=私は何も考えない。

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ヨクナ・パトーファ20120608日 16:17

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結局の所、現時点では私は、「けっきょく、愛が残ればいい、よね」 という感じでしか言えないって感じがする

 

 そしてアラーキーの写真には愛が残っていたなぁ。ということだけしかわからない、

愛が残っている。

愛は残った。

 

見つめ続けるしか無いのだなLOVE REMAINS

 

何もわからない。

 

 

 

 

コメント

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ヨクナ・パトーファ20120608日 16:49

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一昨日、恐竜を見た。始祖鳥の話を、ウィンドウを通り過ぎる時、最初は二人の女の子達が、帰りは二人の男の子達がしていた。特別展はインカ帝国で、ミイラが四体。大勢の人が大人も子供も、皆真剣に見ているようで不思議だった。

「こんなものどこでもあるよ!」

とも思えたし、

「ここにはなにもないんだ!」

とも思えた。

 

昨日は埠頭へ行った。誰かを探す日々は続く。

 

 

 

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1.「ある夏に聞いた話」(2016)

 

・・もうだいぶ前のことだが、夏になると、よく、あの森へ行った。図鑑を使う方法だ。ランダムに紙をめくり、出て来た写真が何であっても覚え、目を瞑り、数える。3,2,1・・

目を開くと森だ。

湖だ。

明るすぎて、どこかわからないほどだ。息がつまるほどだ。大気と光の飽和が、途切れなく絶頂を迎えている。

巨人の眼窩の水の膜の上に、ボートは浮かんでいた。

 

Jがいつもの様にボートを漕いだ。わたしは自分がカメラを忘れたことに驚いていた。今日はもう、撮れないのだ。インポテンツになった気がする、とわたしが言うと、彼女は笑った。

 

水は、ただ一つの色で染まっていた。

この湖の底は三角錐の頂点になっており、そこで匿名者が血を垂らしている。その栄養によって、生態系は維持され、昇天川にも、そして日本海にも、命をもたらしている。学者によるとここは、原始、共同墓地だったらしい。いまは魚たちの心理的な母として存在している。

 

いきなり湖の色が暗くなり、「......」Jの言葉に顔を上げた。確かに、太陽はおかしかった。

これは、夜の兆候に間違いなかった。夜が来るとバクテリアが空気中から溶けだし、腐食を始める。実際のところ、前回の夜は、記録にない。でも、心はこうして覚えているのだ。内なるものの狼狽ぶりに驚いた。体のことなんて考えないから、太陽が去る様子を見ると、一塊の乾いた灰に変わってでも、しがみついて行きたいらしかった。じっとしていられなかった。ボートから降り、森の中を少し歩いた。何かを話した。Jは・・笑った、それは本物の笑顔だ。わたしはふと、忘れていたことを思い出した。新しい解釈がわたしを救ってくれるかもしれなかった。でも、もうダメなんだということも同時にわかった。そのことに答えなんてなかった。

 

月だけが応答し、小刻みに形を変えて動いた。

 

私はJと別れた。日本海に行く必要性を感じていた。日本海まで行けば、別の船がある。何とも無様だが、船に乗りたかった。 

もう夕方なのに、鏡を持って、太陽に「まだ愛している」とでも言っているのだろうか。鋭く反射した小さな光が、私の顔に当たり、遊び回り、虚空を散らばって飛んで行った。

 

「どれが愛だと思う?」あるとき森で、アダムとイヴごっこをしている時、Jは様々な種類の落ち葉を切り株の上に順番に置いて行った。Jはその中の一つの枯れ葉を指さした。「私はこれを選んでほしい。」それから別のを指さした。「だけどアダムはこれを選ぶの。」

 

時間旅行者いわく、未来では善悪の概念が無くなるのだという。なぜならどの選択も無限のパラレルワールドの中で、どこかの誰かは受け持つ罪だから。

A線では忘れられない旅をした。B線では君は翼の傷ついた鳥で、私は手を持たない風で、落下する君に巻き付くほかなかった。でもC線では卵の殻の君に包まれて生まれた。自分から殻を割ろうとしなくて、お母さんをやきもきさせたのはそれが理由だった。D線では私は君が蜜を吸った花の中の一つ。E線では君のはみ出した内臓の上で果てる夏の雨粒。F〜J線では宇宙からやってきて君の頭蓋骨をあっけなく通り過ぎた。K線では一瞬だけ接近する二つの電車。L線では君は燃え尽きた町、私はその地下で春になり目を覚ます蛙。Mを経てNを経て、一つの星とそれに捉えられた塵になった。この回の生はとってもとっても長くて、それでもそのあとやっぱり私は私になった。

だから大丈夫なのだ。

 

接近する瞬間は、ドクドクして、なんて温度なのだろう。離れる時は、なぜこんなにも…..

 

 

声が出なくなり、寝転がった。頭を横にすると、まだ、光の、微かな微かな生まれたばかりの様な粒が、遠ざからずに世界と共に息づいていた。なぜだろう?孵化する時に広がる光景、赤みがかった、温かい

 

耳に当てられる貝殻みたいに自分の骨で全ての音を集めたかった、

そして、地球の、この反対側の誰かの、夢中で話している誰かの、多分君に似た誰かの、夏の笑い話にチューニングを合わせようとした。